入札するときに送料を見ると、Global Shipping Programと書いてある品がありますが、これはセラーがこの方法で海外発送することを選んだということです。
GSPで届いた品は、こんなラベルが貼られています。pitney bowesというのは、GSPの会社の名前です。
この発送方法は要注意です。欠点だらけです。
以下に欠点をまとめましたが、一番大きな欠点は、普通に発送するよりも割高になること。
1.関税
GSPの会社が日本の関税をあらかじめ徴収します。
関税なんて、日本郵便で届くときは、よっぽど高価な品以外はかかりません。でもこのGSPは、安い品にもかかります。
それに、アメリカの会社が日本の関税率をどこまで熟知しているのか、また徴収した関税をどうやって日本の税関に渡しているのか、そもそも外国の会社が日本の関税を代理徴収していいのか、謎だらけです。
GSP発送の品は日本郵便でなく佐川急便(2016年4月現在はヤマト)が配達してくるところにカラクリがあるようですが、よくわかりません。
2.取扱手数料
おまけにGSPの会社が取扱い手数料を取ります。
こっちが選んでもいない方法の手数料を、こっちが取られるなんて理不尽です。納得いかないです。セラーが選ぶんだから、セラーに払わせろよ。
どうやら、この会社が儲けるために作られた発送方法ではないかと勘ぐりたくなります。
3.同梱発送できない
さらにひどいのは、GSPは同梱発送できないこと。
普通は同じセラーから複数の品を買うと、同梱発送してくれるので(たまにしてくれないセラーもいますが)、沢山買えば買うほど、1個あたりの送料は割安になります。
ところがGSP発送の品はそれができないのです。セラーが同意してくれても、システム上できません。使えないプログラムです。
したがって同じセラーからでも個別発送となるので、高い送料がますます高くなります。
4.配達が遅い
いったん米国内のどこかのGSPのセンターに集められ、そこから海外発送されるので、到着日数は米国内配送の日数が余分にかかります。
■結論
GSP発送と書いてある品は、以下の例外を除いて、避けた方が身のためです。
1.ものすごい安値で買える場合(高い送料でも儲けが出る)
2.ロット買いで、バラ売りできる場合(高い送料でも分散できる)